移転のお知らせ

このHPは以下のURLに移転しました。

https://shizuokaac.evolution.jp/wp/

今後とも宜しくお願いいたします。

令和4年度 第17回定例会ニュース


12月10日~11日 北八ヶ岳:天狗岳  赤石、根田、小野田、安陪、高本

■12/10池田6:35==道迷い==11:00本沢入口駐車場12:00—13:00~15ゲート休憩—富士見平13:30—ハゲ山13:42—14:50テント場本沢温泉小屋 テント泊

12/11小雪、風:6:35 白砂新道登山口—7:25~37休憩樹林2297m—8:20~35稜線分岐直下強風—9:47東天狗岳9:55—10:15西天狗岳10:30—10:52東天狗岳—11:10白砂新道入口—11:35~45休憩樹林内—12:35登山口、テント場発13:35—14:55 駐車場15:30===静岡

毎年12月の第二週の土日曜日に、本格的な冬山シーズンの前にして冬山訓練の山行を行っている。今年は苫米地さんが事前に歩いて調べ、北八ツの天狗岳に登る計画を立てた。今回は当初7名の参加予定だったがよんどころない用事ができて苫米地、鈴木さんが不参加となった。

9日 道の駅南部で待ち合わせて豊橋から参加の根田さんと4人で登山口に向かう。八ヶ岳の東面からの登山は皆がはじめだったので登山口の駐車場を探すのに手間取ってしまった。名古屋から参加の髙本さんは先に着いていて駐車スペースを確保して待ってくれていた。5人全員がここでそろった。テント場の本沢温泉のキャンプ場まで林道、更に小屋の荷物の運搬道を辿って2時間半ほどの歩きだった。キャンプ場には数張りのテントがあった。晴れて穏やかな天気の中を歩いた。途中見えた山には雪がなかった。下山してきた二人の若者に聞いたら、夏沢峠から登り白砂新道を下りてきたが雪は殆どなくピッケルもアイゼンも使わなかったとのことだった。炊事用の水は近くの沢からとれ小野田さんの支度してくれた具沢山の鍋を楽しんだ。

10日 4時起きヘッドランプをつけて6時に歩き始めた。12時にはテントに戻ってくる予定にした。安陪さんはテントキーパーとして残った。昨夜風が吹いて粉雪が舞ったので1センチほど積もっていた。白砂新道の入り口に「積雪のため冬期の登山禁止」の看板があり鉄パイプで道がふさがれていたが、雪山登山に来たのと12時までの予定なのでこの登山道を登ることにした。道は樹林帯の中だがゴロごろした石が多く段差もあり急な登りだった。樹林帯を抜け尾根に出るところは急な斜面になっている。尾根に出ると夏沢峠との分岐点の看板がある。稜線は灌木で上部はやせ尾根になっている。天気は朝から悪く小雪が舞っていたが尾根に出たとたんに西からの烈風が吹いていた。頬に刺すような強風だ。やせ尾根の最後は鎖場もあり天狗岳東峰に出る。強風と濃霧で何も見えない。一息ついて写真を撮る。クロユリヒュッテからの登山者も登ってきた。ここから髙本、小野田さんは三角点のある西峰を往復し、根田さんと私は一足先に下山することにした。12時過ぎにテントに戻り、ゆっくり撤収して下山。天気は次第によくなってきた。

今回の山行で一人一人が自分の課題を持ってきた。髙本さんはこれからの本格的な冬山シーズンを前にハーネスにガチャものをつけ、荷物を重くして歩いた。根田さんはアイスクライミングのためにアイゼンのセットを工夫していた。小野田さんはスパイクチェーンを初めて履くという。安陪さんは脚部の大きな手術をした後、初めて重いザックを背負って挑戦した。私は皆について行けるように歩く練習をしてきた。雪が少ないこともあったが髙本さんはノーアイゼン、根田さんは登りノーアイゼン、下りはアイゼンのセットの具合を見ながら下った。小野田さんと私はチェーンスパイクで歩いた。雪がないことを登る前に知っていたので余り気にしなかったが、大雪の後には樹林帯から尾根に出るところのトラバースでは雪崩の危険がありそうだと思った。前日は天気がよく寒くなかったが天気が変わると八ヶ岳の烈風と寒さには十分に気をつけなければと痛感した山行だった。(記 赤石)

★登山口までの道が分からず予定より2時間遅れて着いた。歩き始めて数分で忘れ物に気付き車に戻った赤石さんを根田さん高本さんが待ち、昨年関節の手術をした安陪さんと、私は足が遅いので先に進んだ。安陪さんと暫く一緒に歩いたが私は久しぶりの重い荷物で疲れて脱落。すぐ安陪さんの姿が見えなくなった。後ろの3人も全然現れない。他の登山者数人に抜かれたが3人は一向に来ない。どうしたのだろうと何度も振り返りながらゆっくり歩いた。ゲートで漸く3人と合流し一緒に15分休憩。そこからは根田さんと私は最後にとぼとぼ休み休み歩いていった。14:30過ぎると急に寒くなってきた。やはり冬は明るくてもテント場にもっと早く着くようにすべきだと思った。安陪さんは私より1時間も前にテント場に着いたそうだ。とてもリハビリ中の人とは思えない。毎日2時間賎機山でのリハビリ山行をしている。やはり努力するとこれ程早く回復するのだと本当に驚き感心した。

天狗岳から下山してきた若者2人が、雪は殆どなくチェーンスパイクさへ要らない程だったと。明日12本歯は持たずに済むかなと思った。だが、日中は青空だったのに夜中から小雪が舞い、風が大きな音を立て始めた。翌朝やはり全員12本歯を携帯した。

テント内は5人で詰まっていたので暖かく、0時まで気持良く眠れた。朝、雪は止んでいた。安陪さんは私より遥かに元気だが大事をとってテント場に滞在。登山口に積雪の為通行不可と書いてあり通せん棒もあったが風がないので白砂新道に入った。初め雪は殆どなく地面が見えていた。この日の状態では特に危ない所も無かった。積雪が深くなると危険になるのだろう。途中から小雪が降り出し段々白い山になってきた。稜線の少し下で樹林を抜けると強風で寒い。稜線直下で風を避け上着を着た。東天狗までは板の通路や鎖場があった。頂上に数人の登山客がいた。赤石さんと根田さんはテント場に戻り、高本さんと私は西天狗に。すぐ近くの西天狗が霧で全然見えない。風は治まってきた。西天狗には20分で着いた。頂上で他のルートから来た2組に会った。空は完全に曇り霧も立ち込めていて何も見えない。雪は降り続いていたが風が無かったのでゆっくり休んでから下山。遠景は何も見えないが高本さんも私も雪化粧した山にいる事が嬉しかった。樹林帯でオーバー手袋を見つけた。赤石さんのではと思い持ち帰るとやはりそうだった。高本さんはアイゼン無しで全然滑らず上手に歩いていた。私はテント場からの往復、チェーンスパイクを着けて快適に歩いた。それ無しでは足元が不安で多分もっと時間が掛かっていたと思う。私には有難い道具だ。

今年3月に渋の湯から登ったがそちらの方が変化があって楽に感じた。今回は本沢温泉までの林道がただただ長く感じられた。泊まりで荷物が重かった為でもあるが。次回は天気が良く風もなく素晴らしい展望が楽しめる時に登りたい。直前でメンバー2人が減ってしまい残念だったが久しぶりの5人のテント泊は楽しかった。皆様お世話になりました。(記 小野田)

★久しぶりの山行だった。まだ脚に不安があるので道のよい本沢温泉までとし、その先の山道は自重し、2日目はテントキーパーをした。普段毎日、賎機山を歩いてトレーニングしている成果でフル装備でも体力的には問題なかった。徐々に本格的な登山に慣らしていきたい。(記 安陪)

年に一度みなさんと一緒に行ける楽しい山行でした。朝移動することで何度行った篠井山、櫛形山、気になる西上州の山々、太刀岡山、横尾山(ちょこっと尖った山?)、肝心の八が岳には雪がない。本沢温泉登山口の道路を間違えて、民家の軒先から車で無理に通過しようとしたこと。先に着いた高本君に道順のアドバイスを受けやっとたどり着いたこと。肝心の私は、来週の八ヶ岳のICTのことで、出来るだけ荷を背負ったつもりで本沢温泉にたどりつきました。幕ではみなさんといつもの通り、お互いに元気であること、山話で盛り上がりました。翌日は生憎の天候不順で私は西天狗岳は行きませんでしたが、赤石さんと一緒にくだりました。
 気になったことは、初見で悪天候でくだるのはガレ場から樹林帯へのトラバースを間違える可能性があると感じました。登り下りを同ルートを使ったことは正解でした。
今回、参加できなかった鈴木君、前週に湖西連峰・神石山でばったりあい、本山行のトレーニング、出発時間の打ち合わせをしたのに残念、又山のなかで。苫米地さんも何度もルートを下見してくれて感謝(下山後定例会ニュースを読みなおいした私でした)(記 根田)

★朝名古屋を出発、9時半ごろには本沢入口に到着し、赤石さん達の到着を待った。しかし、集合時間が過ぎてもなかなか到着しなかった。連絡をとると道に迷い、右往左往していた。結局、集合できたのは大幅に予定をオーバした時間になった。それでも初日はもともと時間に余裕のある計画だったので慌てず本沢温泉まで歩くことができた。雪は小屋近くまでほどんどなく、天気もよく、快適な冬の林道歩きを楽しめた。小屋のテント場はそれほど混みあってもなく、広いスペースを確保してテントを張ることができた。野天風呂は時間が遅く入浴はしなかったが、場所を確認しておくことはできた。早い時間にテントに入り、いつも通り酒と肴を口しながら、よもやま話に花が咲いた。翌日の天候は曇りで雪がチラホラしていた。夜の内に少し雪が積もったようで、おかげで雪山山行に相応しい状況になっていた。当初の計画では夏沢峠を経由するルートだったが、昨日白砂林道を下って来たパーティもいたので白砂新道を登ることになった。森林限界を抜けると風も強くなり、雪も降っていたので稜線は視界が悪かった。あの状況では樹林帯を抜ける白砂新道を選択して正解だったと思う。天狗岳は展望のよいところと聞いていたが、結局何も見えなかった。赤石さん、根田さんは東天狗岳で引き返し、私と小野田さんと二人は西天狗岳まで行った。同じく展望はなかったが、予定のコースを全うすることができた。登頂後は早々に下山し、同じく白砂新道を下った。テント撤収後、同じ林道を下山。駐車場近くまで昨日の雪が残っており、思った以上に降雪は多かった。久しぶりに会のメンバーとの雪山山行を楽しむことが出来ました。(記 高本)

駐車場を出発
5人用冬天
 5人ではちょっと狭かったが、温かだった
白砂新道 樹林帯
東天狗岳
西天狗岳
東天狗岳からの下り
白砂新道 入口