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令和4年度 第21回定例会ニュース


2月4日 御在所岳 2ルンゼ(アイスクライミング)   高本、根田

■ 希望荘駐車場 7:45…8:50 藤内小屋 … 藤内沢 2ルンゼ ・・・・F1練習終了16:20……17:30ころ  駐車場

★ 朝6時、自宅駐車場で根田さんと待ち合わせ、三重方面に向かった。鈴鹿スカイラインのゲート前の路肩駐車場は既に満車状態だった。一番端のスペースをスコップで整地したが、それでも車の後方が車線を越えているため断念。スカイラインを下り、湯の山温泉入口にある駐車場に停車し、そこからまた徒歩で登り返した。ゲートまでは15分ほどかかった。蒼滝大橋を越えると三滝川沿いの林道に入り、藤内小屋を目指した。藤内小屋には駐車場から1時間ほどで到着、身支度を整えてから藤内沢に向かった。雪は20~30㎝は積もっていたが、登山道は踏み固められて歩きにくいことはなかった。藤内沢出会でアイゼン装着し、藤内沢に入った。テスト岩を過ぎると右上し、滝を高巻し、急勾配の沢筋を詰め、小さな岩場を乗越たところが2ルンゼの入口だった。F1のマイナスの滝は氷はつながっていたが、薄く岩に張り付いている状態だった。先行パーティのリードが登攀中、岩肌の氷がはがれ落下するアクシデントもあった。強くアックスを氷に突き刺すと岩を叩いてしまうので慎重にのぼった。八ヶ岳のゲレンデではいつも思いっきりアックスを振り下ろすことができたので、置きに行くようにアックスを氷にひっかけて登る経験は初めてだった。なんとかマイナスの滝を突破し、滝の上を少し歩くと既設の終了点があったのでそこでビレイし、次に根田さんが登った。目の前には奥又の壁がドンと構えていた。最初はテラス状の岩肌を右上していくが、傾斜はそんなに強くなかった。上がったところで右ルートと左ルートに分かれるが、左ルートの取り付きは垂直に近かった。先行パーティーから右ルートは状態が良くないと聞いていたので左ルートから登ろうとしたが、眼下は藤内沢から四日市方面まで一望できるくらいの見晴らしだった。今までのアイスでは経験したことがない高感度だった。下から上を見上げたが、垂直に近い氷をこの高感度の中で登っていく勇気がどうしても出なかった。まだ自分の技量と精神力では無理と判断し、撤退することにした。下りはV字スレッドを作り、クライムダウンで根田さんに降ろしてもらった。勇気を出せば登れたのではないかと下から見上げると思ってしまうのだが、新しい課題として留め置くことにした。下りは懸垂下降で降り、まだ時間があったのでマイナスの滝でトップロープを張って、練習をした。駐車場に戻った時は既にいい時間になっていた。御在所のアイスルートはそんなに難しくないだろうと思い込んでいたことも反省点だった。実際には、本チャンルートに近く、八ヶ岳のゲレンデアイスとは違う厳しい条件や環境だった。もうしばらくはアイスの基本をしっかり身に着け、来冬にはまた挑戦したいと思った。(記 高本)

★鈴鹿スカイライン ゲート前に駐車予定だったか止められず、下の希望荘駐車、約30分ほどで裏道登山口。天気は先週と比べて青空でトレースはばっちりついいて私は雪山の雰囲気を楽しみました。藤内沢出合で登はん具、アイゼンをつけ、2ルンゼのF1マイナスの滝、先行パーティ(先に行ってもらった)が登るのを見て、高本君がトップで登ったものの、シャワークライム状態で私のふくらはぎはパンプ、こんなに濡れるとは思いませんでした。続いてF2へ先行パーティが空荷で登っており落氷が多々あり悪そう。ここで高本君が約20m伸ばしたところで断念、残置がみあたらず、V字スレッドを構築、捨て縄を始点にクライムダウン、本人も大変恐ろしかったであろう。ウー登らない私も厳しかったです。その後F1まで戻り、トップロープでの練習をして下山しました私はその週は興奮状態でした。(記 根田)        

2月4日  山伏~新窪乗越~扇の要   堀部、鈴木、苫米地、小野田

■ 自宅6:00=7:00真富士の里=新田墓地8:20…9:30大岩…10:20蓬峠…12:30山伏山頂…14:15新窪乗越…15:35扇の要=18:00自宅

 みどりの道冬期パトロールに参加した。実施時期が遅くなって積雪量が心配だったが結果的には杞憂に終わった。最初のポイントはノーマルタイヤの鈴木車を扇の要まで置きに行けるかだったが、日影部分に多少残雪がある程度で無事クリア。もう一台の苫米地車は新田の墓地に置いた。西日影沢沿いの林道入口にはまだ通行止の表示があったのでここから歩いて入山する。河川敷で重機が動いていたが、すでに7、8台の登山者の車があちこちに駐車している。西日影沢に入ると日影にはところどころ雪が残っているが気になるほどではない。大岩で休むかと思いきやまさかの通過。水場への急登では早や下山者とすれ違う。ザックに三脚を付けているので、アマチュアカメラマンで御来光を撮影しての帰りだろう。心配された蓬峠手前のガレ場はまったく雪がなかった。蓬峠で一休み。ここまで2時間歩きっぱなしである。ここで全員チェーンスパイクを装着する。ここから出だし稜線北側のトラバースは残雪あるものの凍結はしていない。稜線南側に出ると雪はなく、12本爪アイゼンでは歩きづらいだろう。標高1,550mあたりからは雪道が続くが、それでも日当たりがよい部分は地肌が出ている。すれ違う下山者も皆チェーンスパイクを装着していて12本爪アイゼンは皆無だ。ガスが湧いていて周囲の山が見通せず日差しも時折さす程度だったが、山頂台地に達するころにはガスが上がって青空が広がりはじめた。日差しは暖かく春の気配さえ感じさせられるほどだったが、湧きあがるガスに遮られて富士山や南アルプスの展望には恵まれなかった。積雪は20cmほどで深いところでも30cm程度だ。日当たりよく地肌が見えているところを選んで腰をおろして昼食をとる。山頂から先はトレースがあるが吹き溜まりでは風で消されているので慎重に標記を探しながら進む。幸い見通しが効き、ラッセルも浅かったので無雪期と大差ない時間で新窪乗越に到達することができた。大谷崩を見おろすとほとんど雪は消えていたが、下降路になる右側斜面は日影でまだらに雪が残っていたので、チェーンスパイクを装着したまま下山を始める。いつもながらグズグズのガレを慎重に下ってゆく。堀部さんはストックもピッケルもなしでバランスよく器用にくだっていく。ガレの末端でチェーンスパイクを脱ぎ陽がまだ高いうちに無事扇の要の駐車場に到着した。(記 苫米地)

★ 山伏から新窪乗越間はトレースが雪に飛ばされて消えているところが多く、赤布のありがたさを痛感させられた。吹雪かれて視界不良の場合は二重山稜で複雑な地形なだけに厳しいだろうと、不足している箇所に赤布をいくつか設置しておいた。よっちゃんの車はノーマルタイヤなので心配したが、扇の要まで登ることができてよかった。みんな頑張って明るいうちに下山できた。よっちゃん報告書をよろしく。(談 堀部)

★ 積雪はあまり多くなく蓬峠からチェーンスパイクを着けた。南面は雪が無くなっている所が多かった。頂上周りは雪は深くないが真っ白な雪山になっていて美しかった。乗越に向かう所は暫く広く平なので赤テープが無いと分かりにくい。お天気が良いので遠くの赤テープまで見えたが霧がかかると見えにくいだろう。大谷崩れは雪で埋まり歩き易くなっているのを期待したのだが殆ど雪は無かった。所々残雪があったので途中までスパイクを着けたまま下った。初め曇っていたが段々青空が広がり景色が見えて良かった。(記 小野田)

2月7日  安倍城址:内牧⇔西ヶ谷下降点(赤ルート) 安陪

★2020年、小野田さんと安倍城址のみどりの道調査に行った時、通常ルートの西ヶ谷下降点手前の高度350m付近から北に伸びる尾根上に内牧への下降点があるのではないかと推測しその尾根上を探したが見つからなかった。(松浦理博著の「安倍山域(中)内牧山稜」にはこの尾根上の鞍部に内牧から沢伝いに道が記載されており、その鞍部を「内牧越え」と記載してある、調査は2011年)。その時はこの尾根上をかなり進んだところにブルドーザー道が近くまできていたので、その道に強引に下りて内牧に下山した(黄緑ルート)。その後、赤石さん、苫米地さんが別ルートで内牧から登ったという報告があったが、私自身で確認したいと以前から思っていた。昼飯を食べてから、自転車で自宅を出て内牧に自転車をデポし、沢状の道を登って行った。小野田さんと下りてきたブルドーザー道は去年の豪雨により無残に破壊されていた。高度150mのところに藪で覆われている左にブルドーザー道があった。このブルドーザー道は行かず、さらに沢を詰め、上記の北に伸びる尾根の鞍部まで70m位のところまで行ったが完全な荒れ沢だったので、道はないと判断し、引き返し、先に認識していたブルドーザー道を登った。道ははっきりしているが、茨が生い茂るところがあり難儀した。このブルドーザー道は西ヶ谷下降点のある北東尾根上の高度200mまで伸びていた。後は尾根上をちょっと登ると通常ルートの西ヶ谷下降点に着いた。同ルートを降りて、自宅に帰った(赤ルート)。歩行時間1時間30分位

ブルドーザー道の藪

2月8日  愛鷹連峰:越前岳 加藤

■ 自宅5:55=6:20十里木高原駐車場6:30…7:10馬ノ背見晴台…7:45軽アイゼン装着…8:30越前岳山頂8:45…9:35馬ノ背見晴台(軽アイゼン外す)…10:10十里木高原駐車場10:15=10:40自宅

★ 十里木高原駐車場を6:30に歩きだし、今回は長靴で挑戦しました。通常のルートは階段が掘れていて歩きづらいので西側の墓地の外周を通っていつものルートにでた。途中で写真を撮っている人と会いました。草原は火入れをしてあり、まっ黒でした。傾斜のきつい所は凍っていて滑ったので7:45平坦地で軽アイゼンを装着し、8:30に頂上、曇っていてまわりの景色はなし。8:45下山をはじめ9:35馬ノ背見晴台で軽アイゼンをはずして墓地外周を通って10:10十里木高原駐車場へ無事下山しました。雪は平坦地より上部に少々残っていました。

2月9日  湖西連峰:神石岳 根田

★ 仕事が午後あいたので1時間程度で登れる湖西側のラクダ岩経由でいってきました。平日にもかかわらず、メインの縦走路ではトレランをしている女性にあったり数人の登山者もいました。

2月9日  洞慶院(南ルート)⇒常住山⇒千代⇒洞慶院(赤ルート)  安陪

★洞慶院から安倍城址への3ルートを添付地図に記載したように北ルート、中央ルート、南ルートと勝手に決めた。多くの人は北ルートから安倍城址に行くと思うが、以前北ルートから登り、安倍城址に行き、南ルートを下りて来た時、増善寺への道を通り越してから南ルートの左に道があることを認めた。(分岐と地図上に記載)そこで、昼飯後、自転車で洞慶院に行き、南ルートを登り、分岐から常住山、千代山を経由し、千代みどりの森=安倍川沿いの街道に下山した。道は明瞭であった。なお、千代山から南東尾根上の道はあったが急でほとんど使われていないようであった。また地図に記載されている尾根越えのルートは見つけることができなかった。362号線まで行き、洞慶院に戻った。アスファルト道を歩く方が多かった。洞慶院⇒千代みどりの森(山道のみ)1時間45分 歩数21,000歩。

2月11日  安倍城跡 小野田、他3名

■ 洞慶院登山口8:45—10:45安倍城跡12:20—-13:20西ヶ谷登山口—13:40西ヶ谷運動場

★ 洞慶院の梅園では蝋梅は満開、紅白の梅は咲き始めだった。緩やかな道をとりゆっくり登った。以前は無かったベンチが33番石仏の数分上に設えてあった。そこは木を払ったのか少し展望がある。昨日富士山に雪が降り久しぶりに真っ白になっていた。下り道の裸の銀杏林が綺麗だった。その下には白い水仙が咲き、黄色く色付いた夏みかんが沢山生っていた。快晴、無風でとても暖かく気持ちの良い日だった。

2月12日 湯河原:幕山 小野田、他2名

■ 湯河原駅=バス=鍛冶屋 五郎神社…幕山公園梅園11:00…12:30幕山13:05…大石ケ原14:05…幕山公園14:=バス=湯河原駅…城願寺…湯河原駅

★ 幕岩で2回岩登りをした事があるが幕山に登るのは初めて。梅は全体的には3分咲きだが満開の木もありお花見を楽しんだ。梅を見ながら登って行く道が幕山に通じる。途中クライミングしている人達も見えた。歩いているときは暑いが止まると空気が冷たく頂上では少し風も吹き寒かった。頂上は展望が良く相模灘、真鶴半島が見える。山に登る人はそれ程多くはなかった。頂上には常時10人位いた。頂上から北に下り、大石が幾つか転がっている大石ケ原に出て公園に戻った。駅近くの城願寺の樹齢800年のビャクシンを見てから帰った。

2月12日 遠州:本宮山 赤石、鈴木、安陪、他2名

★ 本宮山は遠州森町にある小国神社の奥宮がある山。この神社は一宮であり歴史のある神社だ。神社の駐車場から登山路が始まる。北にある山頂に向かって伏間川を囲むように尾根がある。左側の尾根から登り右側の尾根を下る周遊コースをとった。登りは林道を歩いたり山道でショートカットしたりして道が続いている。舗装した林道は山頂近くまで延びていた。林道を離れて登山道を15分ほど登ると大きな石鳥居がありその奥が山頂だった。広い敷地に奥社があった。木々の中で展望はない。ゆっくりしてから同じ道を林道まで下り、きれいな舗装林道をひたすら下った。途中大洞院という大きな寺があり「森の石松」の墓があった。墓はかつて鑿で削られたとのことで鉄柵で厳重に囲まれていた。軽くハイキングのつもりで出かけたが、思いの外のロングコースだった。日曜日だったが会ったのは数人だけだった。約18キロ、8時間近く歩いた。(記 赤石)

★ 天気は良くなるとの予想であったが、午後は雨が降ったり止んだり。登りは、当初予定していた宮川からではなく、YAMAPに導かれ、一本東の尾根を行った。下りは予定通りの道を行ったが、茶畑の中の農道等を下りたため、地図読みが難しく、時々GPSのお世話になった。歩数は、手術後最大の31,000歩であった。(記 安陪)

大鳥居の前で
奥の院
大洞院 「森の石松」の墓

2月12日 山伏 苫米地、他18名

■ 自宅5:40=7:15静岡高校7:30=8:20西日影沢林道入口8:40…9:35大石(アイゼン装着)…10:40蓬峠…12:30山伏山頂…14:00蓬峠…14:25大石(アイゼン外す)…15:15西日影沢林道入口15:30=15:40黄金の湯16:30=17:30静岡高校=18:30自宅

 一週間ぶりの山伏である。先週は市岳連みどりの道パトロールとして、今回は高校山岳部の合宿帯同である。当初の計画では一泊二日だったがコロナ禍で日帰りプランとなった。一年生は先週の県岳連主催の雪上訓練(富士山)に参加したので今回は二年生のみの山行となった。17名の大所帯なのでいろいろな問題が起きる。バス出発間際に登山靴忘れに気づき部室まで走る者、登山口到着直前におう吐する者、ピッケルを忘れる者、アイゼンが故障する者等々。顧問も腰や足の故障で参加できない者が相次いだ。前々日に降った雪は登山口では消えていたが西日影沢に入ると間もなく雪道となる。生徒たちのペースが速いのでなかなかついていくのが大変だが、ときどき道を間違えてくれるので助かる。蓬峠手前のガレのトラバースは先頭で歩いたが、トレースがあり高度感はないので心配するほどでもない。蓬峠から上部は先週南斜面の雪がなく、アイゼンでは歩きにくいので心配だったが、今回べったり雪が付いておりかえって歩きやすい。とはいえ上部の急斜面のトラバースは足場も狭く、高度感もありで緊張させられた。この間、アイゼンが緩んだり故障したりする生徒が出て時間をロスする。当初の計画では正午時点の到達地点から引返すことになっていたが山頂を踏ませたく、小屋への分岐に荷物をデポし空身で山頂まで往復した。積雪量は約50cmで先週の倍以上だ。山頂手前では小雨模様となり樹上の雪が融けて身体を濡らしたが下山にかかるころには青空も少し覗いた。展望を楽しむことはできなかったが生徒たちは美しい雪景色を楽しんでいた。下りはアイゼンひっかけによる転倒に注意して確実にくだる。蓬峠までくだれば一安心。大石でアイゼンを外すとこんどは濡れた木の根に足を取られる。それでも梅ヶ島温泉黄金の湯にギリギリ滑り込み、ヌルヌルするぬるいお湯につかり芯から温まる。営業終了の館内放送にせかされるように温泉を出て、なんとか明るいうちに帰校することができた。相変わらず生徒たちのペースについていくのにヒーヒーさせられたが、タイム的には先週とさほど変わらなかった。高齢者の登山は経験値が強みである。

2月12日 河原木湯沢:醤油樽の滝(アイスクライミング) 高本、他3名

★ ツェルマット:桑原氏の主催するアイスクライミングの講習に参加するのは今期2度目だった。今回のゲレンデは河木場沢:醤油樽の滝、前々から登りたいリストに入っていたルートだった。講習参加者は東京方面から特急「あずさ」で来るため、どうしても始まりが遅くなる。今回も滝に到着したのは11時を過ぎていた。滝の高低差は凡そ35m。シングルロープ一本では足りないので、二本のロープをカラビナでつなぎ、トップロープを張った。また、滝の中間地点にあった残置のV字スレッドの捨て縄を終了点として、リードクライミングも行った。高さはあるが傾斜はそれほどきつくはなく、初心者向けながら高低差を楽しめるルートだった。最初にトップロープで登り、その後は中間地点までのリードクライミングや傾斜の強い所はトップロープで確保した疑似リードクライミングで練習を繰り返した。始まりが遅かった分、日が傾くころまで交互にクライミングを楽しんだ。講習会参加者には全くの初心者もいて、これまでの知識を教えながら自分でも復習することができた。以前は氷を登ることに違和感さえ感じていたが、最近は少しづつではるが親近感を感じるようになってきた。