▲4/25 夕日峠 赤石、他1名
★島田市(元中川根町)家山の西に連なる山の一角にある。家山から峰集落に入り更に奥の湯島集落から登る。集落への林道が路肩崩壊のため通行止めとの看板があったので歩くことにした。軽トラできた地元の人は看板をどかして入っていった。後からもう一台の車が上ってきた。約1時間歩いて集落に着いた。先ほどの人たちは夫婦で茶畑に黒いネットをかけていた。挨拶をして話を聞いたら、ここに何軒かの家があるが、みんな下に移住して畑に通っているとのことだった。植林の尾根筋の道を歩く。道はしっかりしていて、何年か前に地元の青年団協議会がハイキング道として整備したようだ。要所に案内板が設置されている。山頂の150メートルほど手前に三角点があり966mだった。ここに夕日峠の看板がある。展望台になっているが、周りの木々がおおきくなって展望はできなかった。登ってきた山の東側は大井川水系、西は天竜川水系になる。道は春野町、森町方面へと続いている。どうして山頂が峠なのか納得がいかずに戻った。帰りにも先ほどの人に会っていろいろ話を聞いた。85歳になる山下さんという元気な人でお土産にと寄生木の石斛(せっこく)を貰った、新茶ができたら送ってあげるから住所を書きなさいというので伝えてきた。車に戻って靴を脱いだら、足首から血が流れていて靴にヒルが張り付いていた。10キロ余りの歩き、970m程の上り下り。いろいろのことがあって面白いハイキングだった。
「峠」を辞書で調べた。「山の坂路を登りつめた所。山の上りから下りにかかる境」(広辞苑)とあり、また「日本山名字典」によると「峠はトッケ(尖峰)が訛ったものである。」とある。私たちは山並みの高いところが山頂、鞍部が峠だと思ってきた。辞書の説明でわかったのだが、昔の人は隣の村に行くときに、山並みを越えるところが鞍部とか山頂とかに関わらず峠と呼んでいたのではないか。これまで登った山でも山梨県増穂町の丸山林道近くにある一等三角点の山、「大峠(1908m)山名(無名峰)」や三つ峠などの呼称が腑に落ちなかったが、これで納得できた。
▲4/29・30 燕岳 苫米地、他15名
- 4月29日 静岡発8:30===13:00中房温泉 幕営
4月30日 5:30中房温泉…6:00第一ベンチ…6:30第二ベンチ…7:10第三ベンチ下(アイゼン装着)…8:20合戦小屋8:35…9:40燕山荘10:00…12:00第三ベンチ…13:00中房温泉14:00===18:00静岡着
★ 高校山岳部の合宿に帯同して燕岳へ行ってきた。二十歳の6月に餓鬼岳への縦走途中に同行者が滑落死して以来最も多く登った山だが、ここ数年間は登っていなかった。高校生は2年生のみ。この学年はコロナ禍で夏合宿を2回とも棒に振った。あとはインターハイ予選と新歓合宿が残るのみである。なんとか山の素晴らしさを味あわせたい顧問の熱意でこのたびの合宿となった。今の高校生はピッケル・アイゼンを使って登頂をめざす山行は禁止されている。だから今回の山行は燕山荘が最終目的地となった。初日は雨だったが、登山当日は第三ベンチまでは小雪、その後雲上へ出ると快晴で合戦小屋から燕山荘までは壮大な景色を堪能した。部員たちにも一生忘れられない山になるだろう。サポーターとしては大満足の山行となった。
▲4/30 岩岳山 根田、佐野、小野田、他1名 天候:曇り時々晴れ
■29日19:30 登山口ゲート前 車中泊 30日5:25 ゲート発—-6:20 東屋、トイレ6:45—–
6:55山道へ—–7:30~45 休憩 蛭多数—-8:35~52荷小屋峠—-9:37分岐—9:45岩岳神社—9:55分岐—–10:22~50岩岳山—11:55~12:10入手山—12:22キマタ山—13:15~30、1960m地—13:45林道—14:10 ゲート===あらたまの湯16:35~17:45
★前回の京丸山に続き、南ア南深部の岩岳山のハイキングにいってきました。前日の集合場所である天竜二俣駅までの移動中は大雨でした。佐野車と合流後、そのまま2台でログペンションシンフォニをすぎ奥の林道ゲート前まで移動後、車中泊。翌日は雨は上がっていました。ヒルが待ち構えていること想定し私はお酢、佐野さんはお塩、他は防虫スプレイを足元にふりかけて行動をしました。林道を歩くこと1時間40分で山道に入り,荷小屋峠手前で足元チェック、2匹振り落とす。荷小屋峠8:40。ここから白やしろ、赤やしろが点在して目を楽しませてくれました。岩岳山10:25前日の雨風で稜線上の赤やしろのはなびはら山道におちていました。いつもの通りあの山、この山といいながら無事下山しました。元の林道13:21、次回は周回をしたいものです。(根田)
★前夜、駐車場から500m程先のゲート前に駐車して車中泊。早速ヒルがいて明日の山中が思いやられる。雨は20時頃には止み星空に。
朝になると曇り。靴に塩水を塗って出発。登山口からすぐ2俣の分岐。西側の林道に進んだ。1時間弱で東屋とトイレがある広場に着き休憩。そこから10分程先で沢に下る山道に入った。沢から一段上がった小さな平地で休憩したがヒルが沢山いて靴の上まできていた。
荷小屋峠から数分先に小さな社がありその前の白ヤシオが満開だった。そこから先には満開で色鮮やかなミツバツツジが何本もあった。だがアカヤシオの姿は見られない。岩岳神社は分岐から遠く見え一端諦めようと思ったが意外に近く10分程で着いた。社の前には狐ではなく2体の猿の石像があった。岩岳山への稜線に入りアカヤシオが少し現れたが昨日の雨で大部落ちてしまったようで地面にまだ綺麗なピンクの花が沢山散っていた。頂上では少し青空も出てきて鶯の声がし、微かに風が吹き少し寒かった。もうアカヤシオの盛りが過ぎた為か数人の登山者にしか会わなかった。
下りはそのまま南に下った。こちらの方がアカヤシオが残っていて新緑と共に楽しませて貰った。白ヤシオとミツバツツジ、白ウツギも満開だった。入手山の手前に白いイワカガミが群生していた。入手山は広くなだらかで西側の非常に美しい新緑の広葉樹林をゆっくり眺められる。この先もずっと稜線歩きだが稜線を境に西の広葉樹林と東の針葉樹林の明暗がハッキリ分かれていた。登りでも分岐手前に岩場が少しあったが下りもキマタ山を過ぎてから一部岩の痩せ尾根を通った。林道が見えた所で林道に下り25分位で車に戻った。
靴を脱ぐと中が血だらけ、ソックスも。ヒルの姿はもう無かったが血が出続けていた。
夜自宅で胸にダニが食いつき足が動いているのを見つけた。そのまま置いておくのも気持ちが悪いのでマダニでない事を願いつつ鏡を見ながらピンセットで取った。やはり頭が残った。しっかり食いついていて、かなり力を込めてやっと抜けた。歩いている間は虫たちが体に付いている事に全然気が付かず却って良かった。お陰で美しい春山を気持ち良く味わえたので。この季節の山を歩けて本当に良かった。皆様ありがとうございました。(小野田)
▲5/4 那須岳(茶臼岳) 苫米地、他1名
- 5月4日 矢板発6:30===7:30那須ロープウェイ山麓駅7:50…8:50峰の茶屋跡避難小屋9:00…9:35茶臼岳火口…火口周回…9:50茶臼岳山頂9:55…10:20那須ロープウェイ山頂駅+++10:50山麓駅着
★ よんどころない事情で栃木県の矢板に単身で滞在することになった。気晴らしにかみさんを誘って栃木の山を歩いてみた。とりあえずは栃木県内に4峰ある百名山のなかで最も楽に登れそうな那須岳に登ってみた。前日、山頂付近は吹雪だったそうだが、ノーアイゼンで問題なし。GWなので観光客多し。駐車場は満車直前に滑り込みセーフ。歩きで登ってロープウェイで下山した。快晴だが強風だった。次回は三斗小屋温泉に一泊して最高峰の三本槍岳、朝日岳を周遊したい。
避難小屋から茶臼岳
▲5/5 高原山(釈迦ヶ岳)苫米地、他1名
- 5月5日 矢板発6:30===7:25大間々台7:35…8:25八海山神社…9:00剣ヶ峰…10:10釈迦ヶ岳10:45…11:50剣ヶ峰…12:20八海山神社…13:00大間々台===塩原温泉みかえりの郷彩花の湯===16:00矢板
★ 高原山(1795m)は矢板市の西に聳える山で、最高峰の釈迦ヶ岳を筆頭に鶏頂山、明神岳、剣ヶ峰、中岳、西平岳などの峰々を連ねる。1279mの大間々台まで車道があり、展望台からは那須、尾瀬、会越、日光連山、矢板市内、那須高原が一望できる。高原状で6月上旬にはレンゲツツジが満開となるそうだ。本日も快晴で昨日より暖かく風も弱い絶好の登山日和だ。残雪は登路にはほとんどない。釈迦如来の石像が鎮座する釈迦ヶ岳山頂は熊笹帯で四方の眺望が抜群だ。白銀の屏風のように連なる会越国境の山々が美しい。日光連山、山裾にひろがる牧場、水田、矢板の町。五月の風がさわやかに吹き渡る。日本三百名山に数えられるそうで、多くの登山者が行きかっていた。
▲5/5 朝鮮岩・満観峰 小野田、他2名 晴れ
■安倍川駅8:30—井尻橋8:55—9:22小野寺9:30—10:20朝鮮岩10:40—12:05丸子富士—–12:45満観峰14:00—14:40住宅地舗装路—15:15宇津ノ谷道の駅==バス==静岡駅
★初めて朝鮮岩に行った。安倍川駅から川沿いの道にも春爛漫の花が咲いていて見ながら散歩。山道に入ってからは樹林の中の道。小野寺境内を通って朝鮮岩へ。あまり広くないがベンチが備えてある展望台で景色が良く見えた。丸子富士は展望はなく石碑とベンチがある。色々小さなな草花を愛でながら歩いた。この道を歩くのは初めてで、もっと整備されたのっぺりした道かと思っていたが普通の山道で面白かった。満観峰はやはり登山客がいたが休日なのにそれ程多くはない。10人位か。快適な日で景色も良かったので1時間以上のんびりしていた。逆川を下り宇津ノ谷の道の駅に。軽いハイキングのつもりだったが意外に長く一寸疲れた。蔦の細道も一周しようかと思っていたが他の2人も歩きはこれで充分とソフトクリームを買いに走った。
マツハ゛ウンラン群生 ここでは初めて見た
▲5/6・7 バラ谷の頭 根本、他1名
■5/6 9:30野鳥の森~11:30麻布山~14:30バラ谷
5/7 5:00バラ谷~9:00野鳥の森
★本当は六呂場山経由で不動岳に行く予定だったが、家を出るのが遅くなり、戸中川林道に向かう道の時間帯通行止めに遭遇。急遽近くのバラ谷へ行くことにした。何度も歩いている道だが、バラ谷直下の急登の笹の丈が心なしか短く、いつもより登りやすい。快晴ではなかったが、そよ風程度の風が常に吹いており涼しく、雲が沸くこともなく、バラ谷からの絶景を見ることができた。
▲5/7~10 越後の山 赤石、鈴木、他1名
■5月8日 日本平山(1081m) 登山口(5:00)~ 人分山 ~ 日本平山(12:00)~登山口(16:50)
★前夜、中山登山口の駐車場にテントを張った。昼間は良い天気だったが夜中10時頃から2時頃まで雨が降った。3時半に起きた頃にはやんでいた。昼間は晴れる予報だ。5時に歩き始めた。なだらかな杉の林を過ぎると自然林になりブナなどの新緑の中をひたすら上り続ける。人分山を越え、一分(ひとわけ)という峠からまたどんどん登る。8キロの距離を約800m登るのだからとにかく長い。人分を過ぎて大池までの途中から雪が出てくる。軽アイゼンやチェーンスパイクを履いた。夏道はトラバースするコースをとるが雪の斜面が大きいのでずっと尾根の上を歩いた。所々雪が消えて藪になっているのでここを通過するのに苦労した。藪漕ぎとまではいかないが枝や蔓が道をふさぐ。通過に時間がかかる。次の雪田を探して赤布をつけながら歩く。長い上りの末に丸い山頂に着いた。ちょうど引き返しの予定時刻、12時だった。一等三角点は日だまりで標石や山名板が現れている。北側は雪が盛り上がって大きな雪田になっている。天気はよく風もない静かな山頂だった。30分ほど景色を楽しんでからから下山。長いながい上り下りを繰り返してテントに戻ったのは5時少し前だった。上り7時間、下り5時間で12時間弱かかった。日が長くなったので焦らずに歩けた。前日僕たちがテントでゆっくりしていた5時半頃に、地元新潟ナンバーの車できた二人が下山してきた。雪道で苦労して11時間半かかったとのことだったので、僕たちもまあまあの歩きだったのかと思った。テントをたたんで下山。温泉を探した後で道の駅でテント泊とした。(赤石)
★登山口にテント泊。暑さのためか虫が多く発生、赤石さんが農作業していた人から蚊取り線香を分けていただき大変な状況にならなくてすんだ。
テントを撤収、上り下りを何回も繰り返しながら登る。人分けを過ぎたあたりから残雪で登山道が途切れたところもあり赤テープ、ヤマップ頼りの歩行となった。下りで不安なところは布切を枝に結んだ。
大池から一部夏道の谷沿い経由で尾根に出た。飯豊連峰ほか素晴らしい景色をみながら慎重に尾根の雪道を歩き12:00日本平山山頂、下山は、雪道の尾根経由で大池へ、そこから結んだ布切れに助けられながらもどうにか迷うことなく下山。日本平山は標高1081.1mの低山ですが大変でした。6月頃になると山ヒルがいるみたいです。(鈴木)
■5月9日 宝珠山(559m)
★前日の疲れが残っていたので、予定した守門岳の登山を変更して近くの宝珠山のハイキングにした。5時間半ほどのハイキングをゆっくり楽しんだ。この日は御神楽温泉の宿に泊まってゆっくりした。(赤石)
★道の駅阿賀の里にテント泊、20分くらいで登山口、往復5時間程度で景色も良く登山道も単調でなくいい山。途中300名山を達成した元気な70歳の2人の女性に周りの山名を教えていただく。赤石さん夫婦の話を聞いてびっくりしていた。(鈴木)
■5月10日 麒麟山(151m)
★阿賀野川見下ろす場所にある古城跡がある山。麒麟山狐戻城とあった。以前、山岳会の安陪さんが話してくれた山で、思い出したのでハイキングした。中腹にある城跡までは遊歩道だがそこから上は狭い急峻な岩のやせ尾根になっている。灌木があるので岩につかまったり、枝につかまったりしてゆっくり慎重に上り下りした。山頂からは遠望ができた。眼下の阿賀野川、越後平野、飯豊の連峰、目の前の御神楽岳など飽きなかった。3日間の山旅を終わって1時過ぎに静岡に向かった。3日間の阿賀野川近くの山を楽しんだ。(赤石)
★御神楽温泉の旅館 小会瀬に泊 人里はなれたところにあり料理がおいしかった。20分くらいで登山口
麒麟山は、白狐の神社があり、そこから頂上まで岩場で緊張した。シャガの花がたくさん咲いていました。5月3日に狐の嫁入りのお祭りがある。(鈴木)